平成19年度卒業研究内容


学 部


1. 最適回転翼に関する研究

淺岡 慧悟、江黒 博樹

低速で飛行する飛行機など特殊な飛行条件下において使用されるプロペラの開発を行う。例えば低速で飛行し最小のパワで駆動され設計点で最大の推力を出せるようなプロペラの形状の設計方法などの研究開発を行う。


2. 地面効果に関する研究

吉田 翔、吉田 良太

航空機、特に回転翼機が地面近くでホバリング及び前進飛行している時に地面が機体の空力特性にどのような影響を与えるかについて解析と実験を行う。


3. 柔軟構造の翼の空力特性に関する研究

伊藤 諒子

柔軟な構造で作られている翼は、自重や空気力により容易に翼型の変形や翼の変位が起こる。この変形や変位が翼の空力特性にどのように影響するかについての計算方法の開発や実験を行う。


. 生物の飛行に関する研究

田口 裕也

生物の翼は、非定常な運動をするために複雑にできている。そのような翼の空気力学的な特性や強度や剛性などの構造力学的な特性についての力学的な研究を行う。特に鳥や昆虫の飛行に用いられる羽ばたき翼は、翼面を上下、前後方向そして捩るの3つの動きを行っている。このような非定常な運動をする翼についての研究を行う。


5. 竹トンボの飛行に関する研究

寒川 慎

竹とんぼとは、古来より伝わる日本の伝統玩具である。しかしながら、未だ飛行特性は解明されていない。本研究では、竹とんぼの飛行が、ヘリコプタや風車のオートローテイション状態と同様であるので、回転翼により発達してきた理論を適用して工学的な立場から飛行特性を解明する。


 6. ボブスレーの運動に関する研究

志田 衡、細村 知樹

ボブスレは、独特な形状を持つソリで「氷上のF1」と呼ばれ、スパイラルコースを時速130〜140kmで滑走する。このボブスレの運動・空力特性ついての解析と実験を行う。

7. トビヘビの飛行に関する研究

栗原 有志

木の上部から滑空飛行するトビヘビの胴体は、通常細長い柱状であるが木の上部から飛び出すときは、薄くて長いリボン状(帯状)に変形し、蛇行運動をしながら滑空飛行する。このトビヘビの飛行・空力特性について解析と実験を行う。木の上部から滑空飛行するトビヘビの飛行特性を解析する。

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